レギュFガチクレセ構築記事(4構築)

【はじめに】

 この構築記事の文字数は約11,000字です。

 あきゅう(@hikaribw2)です。私はPJCS2024で既に予選落ちしていますが、私はガチクレセのことばかり考えている人間なので、私が持っているガチクレセ4構築を全部公開しようと思いました。レギュFで3回原種ガチグマの構築記事(43,000字)を書いていた私は割とヤバい人だという自覚はあります。

(この人どんだけガチクレセのストック持ってんの・・・)

 本戦出てないけど本戦でレギュFの決戦も終わったし、全部出していいでしょっていうノリです。私は最初から世界大会を目指しておらず、国内大会で戦う場所を求めてPJCS予選を戦っていました。なので予選抜けなかったけど構築記事を途中で出してもいいかなって気持ちだったし、むしろ自分自身が研究されることで闘争心が燃え上がるのでそこで結果を出したかったという気持ちですね。構築記事を出して本戦落ちして嘆く人を見かけましたが、今年はダメでも来年もぜひ頑張ってほしい気持ちです。私自身は、選敗退してもまた構築記事を出した経緯は、予選落ち後もレギュFを煮詰めて構築考え続けてたら本戦挑む人と同じ努力の土俵台に立てるし、来年を視野に入れた自分自身の構築力を磨き上げる糧になるでしょ、という、全ては自分のための修行です。

 PJCS予選での使用構築はオリジナル要素が強めでしたが、今回紹介する4構築記事は、既に世の中に出回っている構築記事などを読みまわし、一番強いと思った調整をけっこうパクっています。本来なら出典元を細かく明記すべきですが、丸パクリではなく部分的によいと思ったところだけ買いつまみ、技構成などを自分好みにアレンジしてみたかんじです。既にレギュFは環境終期に入っており、環境の新規開拓に全力を注ぐよりは、既存の知識を組み合わせて強い構築で勝負すべきという判断です。

 

〇レギュF構築記事(予選敗退するまで使ってた原種ガチグマの構築記事)

・PJCS1回目、2回目予選では原種ガチキリンを使用。構築記事(25,000字)

レギュF原種ガチグマ考察記事【直近実績】2024/2/10 第47回がにゅーオフ(TOP8) https://hiedanoa9pokemon.hatenablog.com/entry/2024/03/04/185335

・滅びガチクレセ【PJCS2024(3回目)14‐4(1662)⇒16‐6(1666)⇒予選落ち】7000字

 https://hiedanoa9pokemon.hatenablog.com/entry/2024/04/03/204139

 ガチクレセのストックは私が今まで考察した構築を数えると、体感では100構築以上はあったと思います。環境に合わないガチクレセをどんどん削っていって、最終的によさそうな可能性を感じていた構築を4構築にまとめた!って感じですね。

 4構築について、本戦で戦う人とのフレ戦戦績を一緒に紹介します。この構築は元々あった構築案を1日で4構築にまとめた突貫構築であるため、粗はかなりあります。ただ、私が対戦した人は本戦を突破した人が多かったので、記事で紹介する構築はそこそこ強いと思います。(紹介していない構築も大量にありましたが外しました。)

 

〇ガチクレセ(エース構築):フレ戦戦績1勝0敗

ガチグマ いじっぱり@火炎玉

220(116)-211(252+)‐126(4)

x(下降)‐113(100)‐75(36)

クレセリア おだやか@ゴツメ

227(252)‐x(下降)‐162(252)‐

‐x‐155(4+)‐105

オーガポン炎 いじっぱり@おめん

156(4)‐189(252+)‐104‐

x(下降)‐116‐162(252)

オーロンゲ しんちょう@粘土

202(252)‐140‐112(212+)

x(下降)‐111(44)‐80

ハバタクカミ おくびょう@ブーエナ

157(212)‐54(下降)‐104(228)

‐163(60)‐156(4)-171(4+)

ウーラオス(連撃) いじっぱり@隠密マント

181(44)‐198(236+)‐121(4)

‐x(下降)‐105(196)‐121(28)

 私がもし仮に本戦に行けていたら、これを使っていました。

 ガチクレセのハバカミ。滅び⇒パワージェムに切り替えていました。

SNSは情報戦です。必要な情報は何かをしっかり見極めて、環境を追いかけることばかりに固執せず、自分は何をして勝ちたいか。結果を出しても今後同じ手が通用するかを常に疑い、よりよい構築を追い求めることも必要です。過去レギュで強かった構築記事に次の策を練れるヒントが見つかるかもしれないです。情報は利用するものであり、情報に吞まれてはいけません。

 予選期間を終えて、メガネハバカミに滅び入れてる構築がかなり出回りましたよね。滅び入れるならメガネより珠やブーエナなどを入れる派ですが、3回目予選が終わってから、レギュF環境の変化で、構築圧力を強くする必要性を強く感じ、4月上旬時点ではもはや滅びは時代遅れという認識でした。

壁張りガチクレセは、私が考察してきたレギュFガチクレセの中では最強だと思っています。亜種としてオーロラベール+ガチクレセが「第2回さくまオフ準優勝構築」になっていましたが、オーロラベールを張れない試合展開も考えないといけないため、オーロンゲで壁を張ったほうが無難との判断。「リフレクター」はガチクレセミラーにおいて強力ですし、意地ASぶっぱ炎ポンによる「アンコール」は変化技をどこかで使ってくる最近のガチクレセに対してトドメを刺すことができる強さがあります。

 また、ベテパもメタ対象です。ひかりのかべ」で相手の攻撃を凌ぎ、クレセの回復ソースも絡めながら電磁波やソウルクラッシュを入れていく動きが地味に強いです。

 この構築のオーロンゲには「すてゼリフ」を採用したい気持ちもわかりますが、相手のポケモンの持ち物が「クリアチャーム」だったら技が失敗します。また、サイコフィールド、先制技無効、悪タイプや悪テラスのポケモンに無効であるため、すてゼリフ」を信用しきらないほうがいいとの判断です。でんじはではなくすてゼリフのほうが・・・という意見もあると思います。

 「すてゼリフ」でガチグマバック、やりたいですよね。でもガチクレセ触ったことある人であれば、「ボルトチェンジ」、「とんぼがえり」からのガチグマ展開くらいは簡単に読まれるんですよ。負けん気ポケモンに「すてゼリフ」をやったら攻撃が3段階上がります。デバフをかけまくってアドを取って急所を引かれて負けて発狂するプレイヤーを時々見かけますが、急所でデバフ無視を考慮する負け筋を減らす構築を見直すべきであり、電磁波で麻痺バグを狙うほうが「運勝ち」の確率を上げ「運負け」の確率を下げることができます。これは勝負の世界では大切だと判断します。

 ガチグマをどう動かしたらよいかというプレイングは、ランクマで試合をして画面の向こうにいる相手の選出や序盤数ターンでの行動パターンを把握すれば、対戦相手がどれくらいガチクレセを理解しているかはだいたいわかります。私はレギュFでの対人戦などで、毎回試合展開を変えていました。「はたきおとす」で火炎玉を落としてガチクレセの対策をできると思っているプレイヤーにガチクレセの強さをわからせてあげましょう。なお、かえんだまがはたき落とされても、ぶちかましを使いまくってガオガエンに圧をかけることもできますし、逆に火傷ダメを受けないガチグマとしてサイクル戦を仕掛け、壁によるサポート+クレセの回復サポートも絡めて「つるぎのまい」「サイドチェンジ」による盤面有利を狙うこともできます。

 ガチクレセ対策を逆手にとり、ガチグマが出てくると想定した方向と逆の方向から素引きをしてガチグマを着陸させることができれば、相手は頭を抱えると思います。素引きでガチグマを出す。素引きでガチグマを引っ込めてクレセリアを出す。シングルバトルの受けループの立ち回りを経験したことがある人にとって、ガチクレセ@ゴツメのサイクル戦は扱いやすいと思います。ガチグマはノーマルとじめんの複合タイプであり、相手の電気技やゴースト技を無効にできます。既に火傷しているガチグマであれば催眠技も無効にできます。ガチクレセライコ対面でライコのボルチェンガチグマ出しのボルチェン方向まで読み切ってガチグマを先に出す立ち回りも強いです。

 ガチグマを扱う上でトリルターンをいかに有効に扱うかは最重要課題であり、素引きで原種ガチグマを繰り出すという行動はどこかでやるべきです。ガチクレセはその場凌ぎで耐える構築なので、昔ながらの緻密なサイクル戦をやり過ぎると10ターン以上先を見通した場合、ダメージレースで負ける試合展開が見えます。その試合においてガチグマの重要性を判断して、ガチグマを投げるべきです。ガチグマが倒されたら試合が終わるガチクレセは弱いガチクレセであり、ガチグマが倒されても試合盤面全体を通したら勝ちの詰め展開まで見通せる。そのためにはガチグマ以外のポケモンたちのパワーによる構築圧力の存在が必要であり、ウーラオスというポケモンダブルバトルに存在している以上、構築圧力での殴り合いは必須と言えます。

 オーロンゲを見たら壁展開を想定しますし、ウーラオスはその対策として選出したくなりますよね。最近は雨トルネ水ウーラが流行っていて、しんぴのしずくなどで前のめりになって水流連打による壁貫通で勝ちに行く戦術プランを練る人は多いと思います。でもそれではゴツメクレセでダメージ食らいますし、悪ウーラオスと違って電磁波を普通に被弾しソウルクラッシュでも返り討ちにできます。クレセも回復ソースを持っているので、水ウーラオスは「つるぎのまい」などを使わない限りダメージレースで安定して勝つことは難しいでしょう。しかし、ウーラオスで「でんじは」を使用し素早さを下げ炎オーガポンで「アンコール」を併せられれば、そういう火力アップゴリ押し戦術を受け流すこともできます。この構築の水ウーラオスも同じことしてるんですけどね。

 オーロンゲの電磁波は味方のクレセリアに打っても強いです。キノコの胞子でクレセを眠らせてくるのを妨害でき、トリル発動が成功します。これが決まればかなりの爆アドでガチグマで暴れる勝ち試合になりやすいです。

 ベテパのウーラオスにそっくりな努力値振りをしています。ベテパのパクリミラー対策としてSを1上げてDを1下げています。ウーラオスはDに振るべきポケモンとベテパから学びました。ベテパではチョッキになっていますが、このウーラオスは壁サポートやクレセの回復やサイドチェンジによるサポートがあるため、耐久性能を強化し「つるぎのまい」を使用して「ドレインパンチ」で自分で体力を回復させ、試合を崩壊させることもできます。一般的なスタンとして知られるゴリラガエンパオ水ウーラに対しても、剣舞して草テラスして暴れまくったら崩壊すると思います。

 逆に、炎オーガポンは「てだすけ」「ニードルガード」「アンコール」の採用で「つるぎのまい」+「ウッドホーン」を採用していません。この構築を見た人はその2技を連想するからです。3回目予選が終わってから、ランクマ環境において各種オーガポンの「アンコール」採用率が増えました。私が3回目予選が終わってから出した構築記事の影響で増えたら嬉しいなって思いました。ランクマを月に200試合くらい回しただけでかなりの数のアンコールオーガポンを見かけたため、もっと対戦やり込んでいる対戦狂の人たちは、もはや各種オーガポンの「アンコール」を読む領域に達していると思われますが、こういう壁構築の炎オーガポンに「アンコール」を採用する技スペがあることまでは読み切ることは難しいと思います。どのポケモンが試合を崩壊させるアタッカーで、どのポケモンがサポーターなのかを初見でわかりにくくさせる構築は、シングルバトルでもダブルバトルでもクローズドBO1において強い構築と私は捉えています。

 クレセリアは3回目予選で使用した個体と同じノーウェポンゴツメですが、テラスタイプを毒から悪に変更しています。これもベテパの影響からトルネロスに挑発を入れるプレイヤーが増加したことへの回答策でもあります。

 トリルを張ることに固執して、初手から悪テラスを切ることは愚策です1回目の挑発は優先度が高い手助けなどを使用してダメージレース優先で試合運びをして、極力わざとクレセで挑発を受けて相手にメンタルハーブが無いことで挑発が通ると思い込ませ、以降のサイクル戦展開でまた挑発を打ってくるタイミングで悪テラスを切ってクレセリアトリックルームを決め、ガチグマで思う存分暴れさせると相手のゲームプランが一気に崩壊します。「勝負どころ」がどこかをしっかり見極めてクレセリアの悪テラスを使うと強いです。

 この構築を使うにはガチクレセの練度を必要とすると思います。このガチグマはS実値75のため、電磁波やこごかぜによるサポートで上から制圧する試合展開を選ぶこともできます。相手によっては、クレセリア抜きでダメージレースで殴り合いをしないと勝てない試合も出てきます。ガチグマと水ウーラオスをいかに通すか。手助け2匹構成を利用して炎オーガポンやハバカミをアタッカーとして攻めに利用する試合展開を選択すべきか。サイクル戦のガチクレセを使うには体力もいります。私は春になって冬より体調が少し回復してきたので、このガチクレセを使いたいなって思えるようになりました。

 この構築の見た目はフェアリーの一貫性が強そうに見えるため、相手はフェアリー技を通す試合運びを選びがちです。私の2番手構築もフェアリーハバタクカミを通す構築でした。

 しかし、このレギュFというルールは、環境初期はフェアリー技が一貫するルールでしたが、フェアリー、草、毒、鋼、ゴーストへのテラスが爆増しました。毒技やゴースト技、悪技、格闘技、地面技、鋼技の一貫性を通すルールに変わったと私は捉えています。

 今はガチグマのゴーストテラスは耐性面で安定しない時代です。これらの技を等倍や半減で確実に受けきれる毒テラスが耐性的に便利と感じる盤面がけっこう出てきたのでガチグマは毒テラスにしました。毒テラスガチグマの欠点として、ガチグマミラーや化身ランドロスの一貫性、イエブリなどエスパー打点が挙げられます。エスパー打点は見せ合い盤面段階で毒テラスなんて切らないです。ガチグマミラーや化身ランドロスへの対策はハバカミの凍える風+水ウーラの水流連打で見ています。みがわりが厄介になりますがサブプランとしてトリルガチグマ展開も用意しています。

 何試合も再戦を繰り返すと、相手の癖とかは読まれると思います。でも私のガチクレセは、一般的なガチクレセの対策を相当頑張ってきた同じ相手と練習試合を何回も重ねて、その度ごとに別のゲームプランを用意し続けたのでかなり勝ち越すことができました。

 これは、昨年問題になった、PJCS2023オンライン本戦において、20試合連続で対戦が繰り返されて同じ対戦相手と5試合や6試合続けてマッチングした不具合まで見越してゲームプランを大量に用意できるガチクレセをレギュDから探し続けた私なりの対応策として本戦で使うつもりだったガチクレセであり、予選敗退した立場ではありますが、オンライン本戦で私のエースの構築を使って戦いたかったという気持ちはかなりあります。世界大会は目指していない(体調難のため世界大会はきついとの判断)ですが、PJCS予選/本戦は注目度が最も高い大会であり、この大会に備えて私はレギュDからガチクレセを擦り続けてきました。レギュDから頑張ってきた取り組みは2回目予選や3回目予選の構築記事でも触れていますが、それらの構築は私の体調を見越して自分が使えると判断した3番手や4番手相当のガチクレセ/ガチキリン構築であるため、その構築だけで私の評価をされたくないという気持ちでエース構築の記事執筆をしました。

 私は選出画面の段階から相手の持ち物や技構成を想定して、1ターン目から試合終盤までのゲームプランを読み切るクローズドBO1の試合が好きです。他の人間がオプシBO3の2戦目や3戦目で理解し始めることをクローズドの1戦目で全部読み切る優越感は、ゲーマーとしての楽しさを感じます。

 ミガワリ(@migawari3)さんとは対戦よくオフ会でも会いますが、感想戦をして都度、私の見えている試合読み能力の数倍先まで読み込めている感がいつも伝わります。今年のミガワリさんは今まで見たミガワリさんのなかで一番凄い強さがあります。是非マスターの決勝大会で優勝して世界大会も制してほしいと願っています。

 ミガワリさんやアーニャ(@SPY_Anya11)さんは予選期間中に構築記事を発表して、自分自身が研究されるという壁を乗り越え、今年のPJCS予選と本戦の両方の大会を突破したので、本当に強い2人だとわかりました。

 がにゅーオフ勢が本戦突破した報告を聞くと、予選期間中に魂を注いだ構築を持って行ってがにゅーオフで戦っていた私も嬉しい気持ちになります。

 

〇ガチクレセ(2番手構築):フレ戦戦績5勝2敗

ガチグマ ゆうかん@火炎玉

223(140)-211(252+)‐125

x‐115(116)‐49(下降)

クレセリア おだやか@メンハ

227(252)‐x(下降)‐162(252)‐

‐x‐155(4+)‐105

モロバレル のんき@ゴツメ

219(236)‐x‐121(156+)

‐107(12)‐113(100)‐31(下降)

ガオガエン いじっぱり@チョッキ

202(252)‐183(252+)‐110‐

x(下降)‐111(4)‐80

ハバタクカミ おくびょう@メガネ

131(4)‐x(下降)‐75‐

187(252)‐155‐205(252+)

タケルライコ ひかえめ@残飯

217(132)‐x(下降)‐121(76)‐

206(244+)‐116(52)‐90

 オプシで見かける典型的なレギュFガチクレセって感じですね。ガチクレセの流派では、テクボン(@0722poke_Teku)さん、しょうたーる(@shota_ruVGC)さん、リクト(@riku_gooners)さんが好きそうなイメージ。というか、テクボンさんの構成に相当寄せてますけどね。

 相手ハバカミが臆病CSぶっぱなので、ハバカミを落とされないように慎重に立ち回りたい。ゴリラガエン水ウーラなどテンプレ構築にはハバカミ+クレセを選出することもあります。初手手助けフェアリーテラスムンフォをちらつかせながら、水ウーラを見かけたらモロバレルに代えてクレセでトリル展開をして、トリルが切れる頃にはハバカミでスイープできますよっていう動きができればゴリラガエンのようなスタンには安定して勝てるので、オプシBO3好きなガチクレセから好評が得られると思います。

 タケルライコはボルチェンをちらつかせながら、ライコミラーでガチでTODを狙いに行く陰キャ構成。怪電波も考えましたが、急所被弾やサイクル戦不利などを考慮し自重。私はタケルライコの使い方が未だにわからないので、めんどくさいポケモン対策のお守りだと思って配置することにしました。

 ベテパがきついかと言われたら、相当きついので2番手にしています。ただ、晴れ依存の3番手構築ほどきつくないという評価をしています。この構築は晴れ依存ではないですが、サポート役のクレセリアモロバレルの2匹が入ると構築圧力が弱くなります。耐久振りハバカミも検討しましたが、ハバカミをアタッカーにしないと構築圧力を確保できなくなるため、臆病メガネCSぶっぱ。ガオガエンも3月末はHBが流行っていた時期があります。ガオガエンはHAチョッキにしないとガオガエンをアタッカーとみなして構築圧力の確保ができない+ベテパなどトルネロスへの特殊環境の回答に弱いという姿勢。

 

〇ガチクレセ(3番手構築):フレ戦戦績3勝1敗

ガチグマ ゆうかん@火炎玉

223(140)-211(252+)‐125

x‐115(116)‐49(下降)

クレセリア おだやか@メンハ

227(252)‐x(下降)‐162(252)‐

‐x‐155(4+)‐105

オーガポン炎 いじっぱり@おめん

156(4)‐189(252+)‐104‐

x(下降)‐116‐162(252)

コータス れいせい@メガネ

175(236)‐x‐160‐

150(252+)‐93(20)‐22(下降)

ハバタクカミ ずぶとい@オボン

151(164)‐x(下降)117(252+)

165(76)‐157(12)‐156(4)

タケルライコ ひかえめ@ゴツメ

217(132)‐x(下降)‐121(76)‐

206(244+)‐116(52)‐90

 ガチクレセコータスクローズドBO1寄りですね。ガチクレセの流派では、アル(@arubrakki)さんが好きそうなイメージ。

 ゴツメタケルライコがオシャレポイントです。タケルライコは、電気ドラゴンと実は優秀な物理方面での耐性を持っており、晴れにゴツメを持たせると水ウーラの水流連打も1/4で受けきることができます。ウーラオスというポケモンは威嚇が効かないので、物理対策は別の方法を模索すべきです。その一つの回答例がフェアリーテラスするタケルライコでした。私自身ゴツメコータスのことを呟いてたけど、よくよく考えたらタケルライコのほうが強いなって事実に気づきました。ゴツメコータスで結果出した人は凄いと思います。

 オプシBO3では木炭コータスの採用がメジャーだった影響から、ガチクレセコータス使用者で木炭採用率が物凄く高かったです。でもそれでは火力が足りないのでメガネ1択です。この考え方はガチクレセプレイヤーには浸透しておらず、私が交流のあるイエブリコータス使用者の間では、レギュF初期からコータスにメガネを持たせることは常識でした。ガチクレセの理解を深めるにはガチクレセ以外のトリパもしっかり研究すべきです。この構築ですらイエブリコータスは物凄く不利対面です。コータスに大地の力を入れてなかったら相手のコータスの処理ができなくなります。ガチクレセプレイヤーは、イエブリコータスはきつい相手であるという前提を最初に把握すべきです。この構築ではコータスコータスを見るという対策をしていますが、エース構築では、クレセリアによるトリル読みトリル、炎ポンによる圧力、「ひかりのかべ」オーロンゲなどで誤魔化しをしています。それでもイエブリコータスはきついですが、環境的に少ないのである程度割り切っています。マッチングしたときの戦いかたは10秒以内で決めツタ棍棒の急所を祈るほうがメンタル的に楽です。

 ガチクレセは2回目のトリルを張れる構築だから、コータスに「まもる」を採用しがちです。しかしウーラオスというポケモンがそれを許さないのでコータスで2回トリルを張る試合展開を想定できる対戦環境ではないということを認識すべきです。

 ガチクレセコータス(ガチキリンコータス)は、私もPJCS2回目予選及び3回目予選で使用しました。私自身、この構築では、ランクマなどで多戦で安定した勝率を求めることは厳しいことはわかっていました。

 ただ、試合が早く終わることから、体調難を抱える私はガチクレセコータスで3回目予選でも使うことを決断し、また3日目から潜ることでベテパ(雨トルネウーラブリジュラス)にあまり当たらないだろうという勝負勘が働き、実際にベテパには1回も当たらなかったので読み通りでした。もし当たっても、構築が公開されてから1週間足らずで練度が無いベテパを倒せばよいという割り切った判断です。

 海外大会リージョナルでベテパが紹介された光景を見た瞬間、ランクマもベテパだらけになり構築がランクマ勢にも広く浸透することを考慮し、国内大会の本戦でも雨トルネウーラブリジュラスを使うプレイヤーが増える環境を読んでいたため、コータス入りを切るという私の判断は正しかったと思っています。ゆえに、この構築は現環境では通用しないと判断し、3番手構築にしています。(イエブリコータスも、ベテパ相当きつかったと思います。)

 本戦では体調回復を見越して上記の壁張りガチクレセ(1番手)かオプシっぽいガチクレセ(2番手)に切り替え、ウーラオスの採用もするつもりでした。この構築を3番手として遺した理由ですが、しっかり対策しないとやられるガチクレセコータスだからです。ゴリラガエンのようなスタンをずっと回し続けていて、ランクマでガチクレセコータスをあまり見ないからと言って対策を怠ると、不覚を取りますよ、という構築です。型破り炎オーガポンでコータスの晴れ手助けと絡めてブリジュラス落としてくれないかなっていうワンチャンを狙っています。テラスタイプフェアリーであることを祈りながら。相手依存の立ち回りなのでどうしてもきついことには変わりないですが、勝率は0%ではないというガチクレセコータスの考察もしてみました。

 

〇ガチクレセ(4番手構築):フレ戦戦績0勝1敗

ガチグマ いじっぱり@火炎玉

220(116)-211(252+)‐126(4)

x(下降)‐113(100)‐75(36)

クレセリア おだやか@メンハ

227(252)‐x(下降)‐162(252)‐

‐x‐155(4+)‐105

ヘイラッシャ ようき@隠密マント

226(4)‐152(252)‐135‐

x(下降)‐85‐95(252+)

シャリタツA おくびょう@スカーフ

143‐x(下降)‐81(4)‐

172(252)‐115‐147(252+)

キラフロル ひかえめ@タスキ

159(4)‐x(下降)‐110‐

200(252+)‐101‐138(252)

ウーラオス(一撃) いじっぱり@ハチマキ

181(44)‐198(236+)‐121(4)

‐x(下降)‐105(196)‐121(28)

 このガチクレセは、ガチクレセの練度がほとんど無くても、毒寿司の練度さえあればレギュFで遊べる構築だと思っています。レギュFをやりこんでいないシングル勢などにダブルっぽくないダブルに触れて楽しむとダブルも面白いよっていう気持ちで雑に作りました。

 私がジュニア勢の親なら、こういう構築を渡すかなっていうノリですね。ジュニアで対戦慣れしていない子に難しいガチクレセを渡しても負担が大きすぎるので、こういう構築で友達と遊んだら楽しいよっていう気持ちですね。ランクマだとこの構築は5ケタからなかなか上がれないかもしれないですが、ランクマの順位や公式大会で結果を出す構築を作ることだけが全てではなく、ただ純粋にポケモンを楽しむ構築を作ってみたいなっていう遊び心の構築なのでお気に入りとして紹介しています。

 見た目以上に、スタンのゴリラガエンをメタっています。クローズド専用ですね。

 ガチグマとヘイラッシャを並べたらディンラッシャを見せかけて初手から剣舞もできますし、人によって動かし方の可能性を感じられる構築ではありますね。こういうトリルを張らない可能性が高いガチグマのテラスタイプは、毒かフェアリーの2択かなっていう雑感。ゴーストテラだと、悪ウーラの暗黒強打でやられるリスクに悩むことになるため。ヘイラッシャでテラスを切る場合が多いと思うので、他のポケモンはテラスを切らなくても仕事できる並びを意識しました。そう考えると、クレセにサイチェン仕込んでもよかったかもだけど、この構築のわかりやすさが失われるため没案。